JAIPAの集い in 奈良とは
10/23(木)、24(金)の二日間、一般社団法人 日本インターネットプロバイダー協会様の主催による「第60回JAIPAの集い in 奈良」が奈良市の奈良市ならまちセンターで行われました。
今回も188名もの方々に参加いただき、激変する世界のインターネットと地域ISPの議論、海底ケーブルの陸揚げ局、昨今のIルーター等のIoTデバイスのセキュリティ、生成AI、放送通信融合などの話題から、奈良市のGIGAスクール構想に関する取り組みなど、ローカルな話題まで、幅広いプログラムが展開されました。
アーキテクトの高見澤がプログラム委員として参加しましたので、レポートいたします。
プログラム委員とは?-ちょこっとご紹介します
プログラム委員の一番の仕事は、文字通り集いの「プログラム」を決めることです。集いでは、全国の地域ISPの方々にホストをなっていただいていますので、地元ネタとしての地域の取り組みやインターネット業界の話題など、その時々のトピックスからプログラムを決めていきます。
また、登壇者との調整やスポンサー集めから、会場の準備や会の進行など、実行委員としてのお仕事もあります。私は会場の音響やテレカン対応を担当しており、当日は慌ただしい一日でした。

60回目という節目の回として
今回の集いは60回という記念の回となりました。会場では過去の集いの写真をスライド形式の映像を作成し、プログラムの合間や懇親会会場で上映しました。、古株の参加者からは好評をいただきました。
また、JAIPAの初心者向けの「JAIPAの歩き方」というプログラムを株式会社朝日ネット 高橋穣児氏と一緒に行いました。
会場の若手のメンバーに話していただいたり、各部会の部会長さんに部会の様子やJAIPAの楽しみ方などを話していただきました。無茶ぶりに答えていただいた若手からは、インターネット業界の幅広い会社が参加しており、話題が豊富。会社の経営層が多いので簡単にはお話できない方と気軽に話ができ驚いた。次は登壇してみたい。などの生の声をいただくことができました。
登壇者が話すプログラムというよりは、会場を巻き込んだプログラムになり、盛り上がることができました。

海底ケーブルの陸揚げ局とは
もう1つ、私が関わったプログラムは「Telstra x JAIPA スペシャルセッション 志摩る話~特別潜入!陸揚げ局の表と裏側~」です。このプログラムは、普通は見ることのできない海底ケーブルの陸揚げ局について、Telstra JAPANの伊藤さんに解説いただきました。
海底ケーブルの陸揚げ局は、データセンター以上に場所や用途が秘匿されている施設ですので、簡単には入ることができません。そこで、事前に施設の内部を撮影し、その動画に解説のテロップを入れて会場で上映しました。また、撮影にあたっては、Telstra Japanのフィールドエンジニアの方にも同席いただき、陸揚げ局ならではの設備や施設を解説をいただきました。
海底ケーブルはインターネットには欠かせない基盤ではありますが、なかなか仕組みや内部を知る機会は少ないと思います。このセッションでは、ケーブルの名前や配置場所についても、伊藤さんから説明があり、海底ケーブルについての貴重なセッションとなったと思います。
取材や編集にご協力いただいた伊藤さんはじめ、Telstra JAPANの皆様に感謝いたします。
さて、次回は
次回の集いは静岡で行われる予定です。次はどんなプログラムが行われるのかご期待ください。
【関連情報】
(一般社団法人 日本インターネットプロバイダー協会様公式サイトへリンクします)


