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働く人の話

ITエンジニアとともに、組織も制度も変革し続ける採用担当でありたい

ITエンジニアとともに、組織も制度も変革し続ける採用担当でありたい

この記事に登場する人

T.K.

人事部 中途ITエンジニア採用 マネージャー
2007年にEコマース企業へ新卒入社し、翌年には子会社へ転籍。アルバイト採用や物流管理など幅広い業務を手がける。2014年に人材会社へ転職し、RPO(Recruitment Process Outsourcing・採用代行業務)を経験。その後1社を挟んで、アマゾンジャパン合同会社へ入社。採用業務を担当。2021年よりJストリームにジョイン。採用チームのマネージャーとして活躍している。

この記事に登場する人

M.K.

人事部 中途ITエンジニア採用担当
新卒でプログラマーとしてSIerに入社。Javaを使った開発を手がける。その後、リーマンショックをきっかけに人事部へ異動し、新入社員向けの社内講師や新卒採用を経験。「ITエンジニアのバックボーンを活かした人事」としてのキャリアをスタートする。その後、SES事業を手がける人材企業グループへ入社。6年間ITエンジニア採用を手がけた後、2021年にJストリームへ入社した。

この記事に登場する人

Y.K.

人事部 中途ITエンジニア採用担当
大学を卒業後、医療機器メーカーに人事として新卒入社。丸3年採用担当として経験を積む。その後、IT業界への転職を志望し、2019年にJストリームへジョイン。現在はITエンジニア採用や、採用に関連した広報活動を中心に手がけている。

ITエンジニアキャリアを積んでいく中で、自身と働く環境とのマッチ度は重要な検討項目のひとつです。スキルアップ、対人関係やコミュニケーション、制度や福利厚生、キャリア形成などなど、、、。個々が理想とするプランに沿った環境が、転職を検討する企業にあるのか、という点です。

 

今回は、人事部で中途ITエンジニア採用を担当する3名にインタビューを行いました。ITエンジニアの皆さんへ向けて、人事目線から「変革期にあるJストリームで、ITエンジニアとして働く魅力・面白さ」について想いを語ってもらいました。新しいITエンジニア組織の確立に向けた、ITエンジニアと人事側との連携の様子などもご紹介します。

ITエンジニア組織の強化は、事業成長の要

―― ITエンジニア組織の強化に向けて、人事部門では採用、制度面を急ピッチで進行させています。まずはその背景を教えてください。

T.K.さん
T.K.

動画市場の急拡大を受けて、今、Jストリームは大きな変革期にあります。動画は、一般ユーザーのみだけなく、企業やビジネスシーンでのコミュニケーションツールとして急速に活用が広がっています。それに伴い、Jストリームがサービス提供する範囲も大きくなっています。

 

売上規模では、2021年度にグループ全体で120億円を超えました(図1)。企業での動画活用というと、メディアやコンテンツプロバイダーは比較的想像しやすいかと思います。しかし、実はそれ以外の一般企業での活用比率が非常に高く、裾野が急速に広がっているんです。

【図1】Jストリーム売上高推移(グループ全体)

―― 裾野の広がりですか。一般企業での動画活用にはどのようなものがあるのでしょうか。

M.K.さん
M.K.

よく目にするところでは企業サイト上での動画CMや商品説明などがありますし、その他にも、医薬関連企業でのWebセミナーをはじめとしたデジタルマーケティングやプロモーション領域、教育、株主総会、社内情報共有、社員やアルバイトの方向けのトレーニング動画やマニュアル動画など実に様々です(図2)。

【図2】企業における動画活用領域(イメージ)
Y.K.さん
Y.K.

ITエンジニア組織の強化は、会社としても事業成長を大きく左右する要と考えています。

 

Jストリームの主要サービスには、オンプレミスにより自社構築したCDNサービスや、「J-Stream Equipmedia(ジェイストリーム・イクイップメディア)」と呼ばれる動画配信プラットフォームサービス(OVP/Online Video Platfom)、そしてライブ配信サービスがあり、自社開発を行っています。

 

上記のサービスでは、単に動画やコンテンツを配信するだけではなく、技術的、仕組み的にも高度なものになっています。また、各サービスでは、基本性能の向上とともに、各用途にあわせた機能開発を行っています。そのため、自社サービスに対するさらなる開発力向上に向けて、人事ではITエンジニアの採用、制度面の強化を急ピッチで進めています。

―― 募集対象となるITエンジニア職種について、教えてください。

M.K.さん
M.K.

体制や事業戦略に応じて多少変動しますが、自社サービスの開発を行うITエンジニアを上流から下流まで募集しています。JストリームのITエンジニアには、動画配信以外にも、ネットワーク、ストレージ、ミドルウェア、Web、DB、アプリケーション開発、統計や機械学習を用いた膨大なログ解析、SREなど幅広い職種の方が在籍しています。

 

また、全社共通開発基盤「J-Stream Cloud(ジェイ-ストリームクラウド)」があるのですが、こちらの開発強化に伴うITエンジニアも募集しています。

―― ITエンジニアの方は、Jストリームのどのような点に興味を持つことが多いでしょうか?  

M.K.さん
M.K.

いくつかありますが、まず「自由度」ですね。IT業界の中で見れば、Jストリームは歴史が長いのですが、風土的には縦割り感も少なく、ベンチャーのような自由度がある会社だと思います。

 

社風としてチャレンジ精神やアイデアが求められ、積極的に権限委譲していくことが多いですね。ITエンジニア組織では、新しい技術の導入にも積極的ですし、ITエンジニアは技術選定から関わることができます。仕事の任され方としては、実力次第で「●●の開発全般」ということも珍しくありません。

T.K.さん
T.K.

自由度の高さを一層魅力的なものにするために、人事制度もまた、今まさに変革を行っています。多様な働き方、多様なキャリアができる組織を目指しているんです。

 

先ほど、「Jストリームは変革期にある」とお話しましたが、ITエンジニア組織は、環境面でも制度面でもまさに変革期にある段階です。この期間の経験で得た肌感は、ご自身のITエンジニアキャリアにとって貴重なノウハウになるのではないかと思います。

M.K.さん
M.K.

私は人事なので職種は異なりますが、変革期のJストリームで働くことで「ITエンジニア×人事としての引き出しも増えるのでは」と感じ、入社を決意したんですよ。

T.K.さん
T.K.

私も同じです。私は、執行役員で人事部長でもある田中潤さんの言葉が入社の決め手でした。田中さんから、「人事部門のミッションは、会社を成長させること。ITエンジニア組織の強化においては、新しい採用手法にもチャレンジし、人事制度も改訂していく」と聞き、面白そうだと感じて入社を決意しました。

―― そうなんですね。では次に、変革に向けた人事面での具体的なお話をうかがってみたいと思います。  

Jストリームには、活きた人事制度がある

―― 働き方に関連して、制度面について教えてください。制度や福利厚生面でも、新しい動きがありましたね。

T.K.さん
T.K.

例えば、ITエンジニアを対象とした具体例を挙げると、「Tech人事制度」があります。ITエンジニアがキャリアアップでは、ラインマネージャーのほかにも、特定の技術領域のプロフェッショナルを目指したい、高い技術力をもとにアーキテクチャやITエンジニアを統括したい…などいろいろな道があります。そこで、各自の技術力を人事評価の主な対象とする、ITエンジニア向けの新しい人事制度を2021年に策定しました(図3)。

JストリームTech人事制度概要図
【図3】Tech人事制度概要図
Y.K.さん
Y.K.

また、2022年からは会社拠点のない地域に居住する人をフルテレワーク前提で雇用する「ロケーションフリーワーク制度」も運用を開始しており、ITエンジニアでの活用実績もあります。

 

テレワーク利用率は、職種により異なりますが、全社的に浸透しています。インフラITエンジニアですと約70%、開発系ITエンジニアですと約90%ですね。週2回以上テレワークの方には月5,000円のワークシフト手当があります。開発業務もビデオ会議やSlack、Confluenceなどを使い情報共有やコミュニケーションをしながら積極的にオンラインを活用しています。

 

Jストリームではフレックスタイム制を導入しており、コアタイムは11:00~15:00(ライブディレクターのコアタイムは12:00~16:00)です。定められたコアタイムは出勤し、業務状況に合わせて出社・退社時間を個人で決めることができます。労働時間は、特定の個人に集中しすぎないように会社全体で配慮し、月単位で確認し、細かく調整しています。

M.K.さん
M.K.

年間休日は123日です。有給休暇は、4月1日入社の場合は、年間10日付与されます。社員の有給休暇取得率は65%、特別有給休暇はほぼ100%です。

 

ライフイベントでは出産関連もご紹介します。育休後希望された方はすべて復職しており、復職後はテレワーク、フレックス、看護休暇制度などを活用し、家庭との両立を進めています。

 

1歳未満のお子さんを養育する場合には、男女問わず育児休業可能ですし、男性の取得実績もあります。また、上記育児休業に加えて、男性社員の方向けには「産後パパ育休」も併用可能です。これは、お子さんの出生後8週以内の期間内で2回まで分割取得可能です(図4)。

【図4】Jストリームでの福利厚生について

―― 働く環境について、網羅的に充実を図っているのですね。

T.K.さん
T.K.

はい、働き方に関する制度や福利厚生の充実は、会社としても重視しています。そして、これらの制度についてJストリームをお勧めするポイントを一つ上げるならば、「利用が定着している制度である」という点です。

 

どんなに立派な制度であっても使われなくては意味がありません。例えば、過去に求職者の方と働き方についてお話しする中で、(過去の職場では)「休暇が取得しにくい雰囲気だった」とか「テレワーク制度はあるが定着はしていなかった」というようなお話をうかがったことがありました。

 

Jストリームでも、担当業務にもより出社が必要になることや繁忙期などはもちろんあります。ただし、Jストリームでは、制度として設けた以上、会社として社員への有効活用を強く推奨し、働きかけています。

 

制度の利用促進においては、人事と各本部が連携して進めています。休暇取得についても、新卒1年目の方からも「休みを取りやすい」と言っていただくことが多く、制度がしっかりと利用されているなと感じます。

――現場に使われてこそ、制度は真価を発揮するということですね。

企業も、求職者も幸せになれる採用を目指して

――少し切り口を変えて、ITエンジニア採用における採用担当者として大切していること、価値観についてうかがえますでしょうか。
T.K.さん
T.K.

私が採用担当者として大切している価値観は、「多様性」ですね。ライフプランは人それぞれですし、スキルや専門性、考え方にも個性があり、違いがあります。採用担当者は、企業で働くその方の人生を預かる立場だと考えています。ですから、採用活動においては、入社時のマッチ度だけでなく、入社後も視野に入れたうえで満足度、幸福度の実現を意識しています。

M.K.さん
M.K.

私の価値観は、「リスペクトを大切に。入社後も頼られる存在でありたい」ということですね。私は新卒入社でSEを経験しました。その後人事部へ異動し、「ITエンジニア×採用」をテーマに採用キャリアを極める選択をして現在に至ります。

 

ITエンジニアは私自身のキャリアの出発点でもあります。ITエンジニア経験者ならではの視点や思考を自分の肌感として持っていると思います。ITエンジニアの想いを人事領域へ持ち込むことで、会社のITエンジニア理解が深まり、ITエンジニア文化の発展に貢献できればと考えています。

Y.K.さん
Y.K.

 私は、「自社のサービスや事業への愛着の気持ちを、素直に候補者の方へお伝えする」ということです。「サービスや事業への愛着」は、自分自身の転職活動で最も大切にした視点です。

 

自社のITエンジニア組織が強くなることで、動画の可能性はさらに大きく広がると思います。採用担当である私が、自社のサービスや事業について自信をもって求職者へ自社をお伝えすることで、共感してくれるITエンジニアの方と出会えると思い、日々の採用活動に取組んでいます。

――  中途採用のプロセスを教えてください。

M.K.さん
M.K.

まず前提として、ITエンジニアの中途採用は、キャリアプラン別に大きく2つに分かれています。各自の技術力を人事評価の主な対象とする「Tech人事制度」を選択するプロフェッショナルラインと、ラインマネージャーなども視野に入れて「全社人事制度」を選択するスペシャリストラインの2種類です。

 

 

どちらの人事制度を選択する場合にも基本的な流れは共通です。書類選考 → ITエンジニアとのカジュアル面談 → 一次面接 → SPI →  最終面接となります。想定ポジションにより上記に加え、二次面接を実施することがあります。

 

Tech人事制度の適用をご希望の方には、面接前に技術テストをお願いしています。一次面接では、候補者の方と近い職種のITエンジニアがお話をうかがいます。人事は採用プロセス全体の担当し、すべての面談・面接に立ち会います。人事が採用の全プロセスに立ち会うのは、珍しいかもしれませんね。

Y.K.さん
Y.K.

面接・面談では、採用担当がファシリテーターを担います。候補者の方目線で自社の押し付けにならないように気を配りながら、もう一方で、一緒に面接を担当するITエンジニアの想いも大切にしています。自社のITエンジニアが直接候補者の方へお伝えできる場だからです。

T.K.さん
T.K.

採用面接・面談の役割は、「求職者の方自身が将来どうなりたいか」「お互いのためになる採用ができているか」を求職者の方とJストリーム双方で確認しあう場だと思います。そのため、求職者には自社の良い面ばかりを伝えるのではなく、現状の課題を含めて入社後にギャップを生じないよう意識していますね。どんなITエンジニアが多いのか、どういう開発ができるのか、残業がどれくらいあるのか…などですね。


候補者の方とお話する中で、ご希望と現在の募集職種に当てはまらない場合もあります。その場合は、現場とも議論したうえで、その方がより活躍できるポジションをご提案することもあります。その点でも、ぜひご自身のやりたいことや夢を忌憚なくお話しいただきたいと思います。

変化・変革をさらに進めるために

―― ここ数年、急ピッチで進めてきたITエンジニア組織強化に向けた改革ですが、手応えはいかがでしょうか。

T.K.さん
T.K.

牛歩かもしれませんが、確実に前に進み、変革の手応えを感じています。だからこそ自分自身のモチベーションを維持できているのだと思います。Jストリームでは、ITエンジニア組織と人事組織が常に連携しあい、絆を強めてきました。組織や文化を変えることは、とても難易度の高いことで、だからこそ挑みがいを感じています。

Y.K.さん
Y.K.

ITエンジニア組織とは、人事制度定例と採用定例の2つを毎週実施しています。ここでは各現場での状況共有の他、求人内容や訴求点、技術試験の評点基準見直し、ITエンジニア視点での会社説明、広報記事の作成をはじめ、トライアンドエラーを重ねて進めています。

M.K.さん
M.K.

定例以外にも、イベント協賛などではITエンジニアと人事が一緒に参加するような動きもとっているんですよ。

――最後に、ITエンジニアの皆さんへメッセージをお願いします。
M.K.さん
M.K.

Jストリームに少しでも興味をお持ちいただいたなら、ぜひお気軽に私たち採用担当者を頼っていただきたいです。転職に慣れていなくて不安な方も大歓迎です。面接やカジュアル面談の前に、職務経歴書の書き方であったり、Jストリームの選考で歓迎されやすいスキルを紹介したり、アドバイスしたりもしていますので。

Y.K.さん
Y.K.

Jストリームは、「とにかく技術が好き」という方に向いていると思います。社内メンバーも競争心より助け合い精神の方が強い人ばかりなので、お互いの技術を高め合える風土だと思います。

T.K.さん
T.K.

面接というと“企業が上から目線で質問する”というイメージがあるかもしれませんが、当社は決してそんな面接は行いません。「お互いの意志を擦り合わせる」というスタンスなので、やってみたい仕事や理想の職場環境についてお気軽にご質問やお話をいただけたらと思います!

 

別途、ITエンジニア採用に関するFAQもまとめていますので、こちらもぜひご覧ください。

――これからも、ともに手を携えて、ITエンジニア組織の変化と変革が進むことを期待しています!

【関連情報】 

中途採用の求人一覧  ※Jストリーム採用サイトへリンクします

新卒採用 の求人一覧    ※Jストリーム採用サイトへリンクします

・Jストリーム採用サイト(Development): https://recruit.stream.co.jp/development/

・「Tech人事制度」概要ページ : https://recruit.stream.co.jp/culture/tech/

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