2023年3月現在、プロダクト企画部運営課に籍を置くY.M.さん。昨年12月に入社したばかりですが、自社プロダクトの運用に携わるかたわら、前職での経験を活かしてアプリケーション開発やエンハンスにも関わるなど、早くも存在感を発揮しています。強い成長意欲を持つY.M.さんが、新天地にJストリームを選んだ理由とは。
自社プロダクトの運用とアプリケーション開発を担当。未経験の業務で成長を実感
私は今、プロダクト企画部 運営課にて、動画配信プラットフォーム“J-Stream Equipmedia(ジェイストリーム・イクイップメディア)”の運用やインフラに関するお客様や社内からの問い合わせ対応などを担当しています。「こういう操作をしたら動かなくなった」「こんな不具合が起きてしまった」といった問い合わせを受けて原因調査をするのが、その主な仕事内容。
ただ、私は入社したばかりでサービスに関する知識も十分ではなく、開発畑出身のため、対応の仕方やインフラについて目下勉強中の身です。今は、先輩社員から作業の流れや手順を教わりながら業務に当たっています。それと並行して、前職でのSEの経験を活かし、アプリケーション開発課と連携しながら自社サービスの開発やエンハンスにも参加しています。
チーム内はとても風通しが良く、わからないことがあればすぐに質問できる環境です。また、不慣れな作業を行う際にも先輩社員が同席してくれるなど、サポートの手厚さを感じています。
運営課のメンバーは11名、そのうちJ-Stream Equipmediaのサービス管理を行っているチームは5名ほど。インフラに特化したスペシャリストもいれば、入社して1年足らずでインフラの高度な知識を修得した開発出身の中途メンバーもいるなど、技術に対して意欲的な方が多い環境だと感じています。
私が仕事をする上でこれまでも今も大切にしているのは、業務を通じて成長できるかどうかです。たとえば前職では、まったく使ったことのない言語を使うプロジェクトに先輩から誘われた際、ふたつ返事で参加を決めたことがありました。
新しいことを始める際に不安はつきもの。臆する気持ちより、興味を持って仕事に取り組み、都度成長することに重きを置いてきました。今携わっているインフラ関連の作業も、私にとってまさに挑戦。わからないことが多く苦労する場面が多いからこそ、日々成長を実感できています。
前職ではSESと自社開発を経験。常駐先で機能改善を提案し売上が500%に
小さいころからゲームが好きで、中学に入るころにはゲームをつくる仕事がしたいと漠然と思っていました。その最初のステップとしてプログラミングの知識を身につけようと、工業系の高校に入学。はじめのころは失敗ばかりでしたが、自分で試行錯誤したり、学校の先生や詳しい友人に教えてもらったりしながらコードを書くうちに、思い通りに動いた瞬間がありました。それまでに感じたことがないような達成感があり、プログラミングのおもしろさに魅了されたことを覚えています。そして、ゲーム制作者になる夢は、いつのまにかITエンジニアになりたいという想いに変わっていました。
その後、大学では情報工学を専攻。就職活動では、地元福岡に身を置きながら、ITエンジニアとしてさまざまな業界のアプリケーションに関われる企業を探していました。そうして出会ったのが、あるソフトウェア開発会社。自社開発とSESを両軸で行っていたことから、幅広い業界・業種の仕事ができると考え入社を決めました。
前職での6年間のうち、5年ほどはSESのエンジニアとしてお客様先に常駐。お客様のプロダクトのエンハンスや改善に携わりました。ユーザーの要望に丁寧に対応し、会議にも積極的に参加して改修を積み重ねた結果、案件を離れるころにはプロダクトの売上が500%ほど増加。お客様から「Y.M.さんがいたからここまでこれたよ」と言葉をいただいたことが印象に残っています。
案件のなかでは、どうすればもっと自社プロダクトの魅力を上げられるかを考えていました。開発の業務をしながら、他社プロダクトを分析したり、自社プロダクトに使われている技術を突き詰めたり、追加すべきと思う機能についてまとめて営業担当や常駐先のお客様への提案を繰り返したり。それらの行動を評価していただいたと思っています。
とはいえ、最初のころは苦労する場面もありました。新しい機能の追加を営業担当に向けてプレゼンするのですが、なかなか採用してもらえなくて。理由は、ユーザー視点ではなく開発者視点で資料をつくっていたからでした。自分のようにITリテラシーがある人が操作する想定で画面フローを作成するなど、プロダクトを使う人に寄り添い切れていませんでした。視点の意識を持ってからも、何度もフィードバックをいただきながら、UIやシステムのユーザビリティを改良。少しずつ提案を受け入れていただけるようになっていきました。
常駐先から戻った後に担当したのは、自社プロダクト開発。はじめての言語にも挑戦するなど、参加当初はとても充実していましたが、同じような作業が徐々に多くなり、停滞感を感じるようになっていって。新しいことが学べる環境に身を置いて成長したいという気持ちが抑えきれなくなり、転職を考えるようになりました。
新しい挑戦、興味の持てる仕事、自社プロダクトに関われる環境を求めJストリームへ
転職活動時に軸としていたのは、挑戦してみたいと思える仕事、興味を持って取り組める仕事がある企業かどうか。加えて、福岡で働けることも条件にしていました。
Jストリームの社名は、前職で競合製品の調査をしているときに目にした記憶があったんです。そのため、転職エージェントから紹介されたときにピンとくるものがあり、求人に応募しました。
ただ当時、スキル面で大きな不安を抱えていました。求人票に「ネットワークに関する知識が必須」と書かれていたのですが、前職ではインフラの経験がほとんどなく、即戦力として期待に応えるだけの技術を持っていなかったんです。ありがたかったのは、1回目の面接の後、現場で実際に作業されている方から業務にまつわる説明の場を設けてもらえたこと。そこで自分のスキル不足について伝えたところ、未経験で入社した方がほかにもいること、教育体制が整備されているため働きながら学んでいけることを知り、不安を払拭できました。
また、Jストリームではリモートワークが基本。運営課のメンバーの多くが関東在住のため、対面で接触する機会があまりないと聞いてやはり不安でしたが、定期的にオンラインで会話をする機会があること、わからないことがあれば通話していつでも質問できる環境があることを説明してもらいました。そのほかにも説明から、入社後の自分に期待されていることも明確になりましたし、安心して選考を進むことができたと思っています。
福岡で働けることのほか、入社の決め手となったことは3つあります。1つ目は、新しい挑戦ができると思ったことです。動画配信プラットフォームのサービス運営や開発は自分にとって経験のない分野。新しい学びが成長のきっかけになると感じました。
2つ目は、動画配信プラットフォーム事業が自分にとって興味のある分野だったこと。前職ではWeb会議のシステムに関わっており、フルHDや4Kなど、新しい技術を自社プロダクトに取り入れ品質を高めつつ運用していけるところにおもしろさを感じていました。
3つ目は、自社プロダクトの開発に関われることです。前職で自社プロダクト開発やエンハンスに携わった際、売上が向上したときにメンバーと大きな喜びを分かち合えていました。Jストリームでも、プロダクトの深いところまで関わりながら身近な人たちと共通の目標や、やりがいを持って仕事に取り組めると考え入社を決めました。
いずれは、あらゆる業務に通じた、社内の誰からも頼られるようなITエンジニアに
サービスのシステム運用やインフラ管理に携わる予定で入社しましたが、現在はアプリ開発にも携わらせてもらっています。これは自分にとってうれしい誤算。新しいことを学びながら成長を実感する一方で、前職での開発の経験を活かし、貢献の実感も持ちながら好きな仕事ができています。
サポート体制の充実ぶりも想像以上です。入社後すぐに同じチームのITエンジニアがプロダクト説明のMTGやインフラに関する勉強会を開いてくれました。自社プロダクトの知識がゼロの状態からのスタートでしたが、情報共有がスムーズで作業を無理なく遂行できています。eラーニングによる研修教材も豊富ですし、会社が参考書購入の費用負担をする制度もあります。必要に応じて自社プロダクトやインフラに関する勉強に役立てられるなど、自主的に学習する環境も整っていると感じます。
これだけ充実した環境が用意されているわけですから、今は会社からの期待に応えたいという気持ちが大きいですね。フロントエンドでアプリケーション開発に関わった経験のあるITエンジニアが運営課に少ないことは入社前から聞いていました。自分がこれまでに培ってきた知識やスキルを活かして、チーム全体の成長につなげていけたらと思っています。
また、アプリケーション開発課とチームを超えて連携させてもらっているので、自分を起点にして、社内の部門間連携を深め、コミュニケーションを活発化する流れをつくっていきたいとも考えています。
運営課の一員としての当面の目標は、インフラエンジニアとしてひとり立ちすること。早く一人前となって、業務をサポートしてくれている先輩の負担を軽減できるような存在になりたいと思っています。そして将来的にめざすのは、フルスタックエンジニアです。フロントエンド、バックエンド、アプリ開発からインフラの構築・保守まであらゆる業務を任せられ、社内の誰からも頼られるような存在になりたいですね。
私と同じように、異なる業界からJストリームへの転職を考えているITエンジニアの方は多いと思います。知識やスキルは挑戦の過程でおのずと身につくものですから、まずは自分の興味の向くままに挑戦してみてほしいなと思います。実際、入社前の私はほとんど未経験の状態でしたが、こうして受け入れてもらっています。挑戦できる環境で、会社や仲間とともに成長していきましょう。
※在籍年数や役職を含む記載内容は、取材当時のものです。その後、状況が変化していることがあります。