「エンジニアの皆さんって、自分の成果をひけらかすこともなく、さらに良いものを作るために日々自分に向き合うんですよね。エンジニアやディレクターがいるからこそ、会社はプロダクトを生み出し、よりよいサービスとして成長させることができるのに、ですよ。だから私は、エンジニアの人たちへのリスペクトとして、エンジニアが働きやすい環境を作る人事のプロフェッショナルとして成長していきたいんです」
Jストリーム人事部で2024卒の新卒採用を一手に担うN.M.さんは、エンジニア採用から得る自身のキャリアの原動力をそう語る。
現在、Jストリームでは、エンジニア組織の拡大に向けて、新卒エンジニアの採用を強化しています。採用活動において、求人に応募する方と最も多く接し、かつ社内のエンジニアとともに手を携え、伴走するのが採用担当者です。
、、、ということで、今回は、新卒エンジニア採用を担当するN.M.さんをご紹介します。N.M.さんには、多くの採用面談経験をもとに、学生の皆さんへお伝えしたい「ITエンジニア就活のコツ」について話をうかがいました。エンジニアと人事部門とのコミュニケーションや連携の様子、Jストリームの特長、新卒採用における選考ポイント、就活の極意…など、盛りだくさんの内容をお届けしたいと思います。
N.M. 人事部 新卒採用担当(中途入社・2年目)
2019年に音楽配信事業などを行う企業へ新卒入社。人事や営業企画などを経験した後、2021年にJストリームへ転職。入社後は、新卒・中途採用に加えて、リファラル採用・障がい者採用のメイン担当として推進。現在は、新卒エンジニアを含む、2024卒の新卒採用全部門を一手に担い、日々奮闘している。趣味は動画鑑賞、筋トレ、美味しいものを食べること
「話してよかった、また会いたい人」を目指して
ひとことで言うと「話しやすい人」です。私の実家は理容室を営んでおり、両親の仕事姿を見ながら育ちました。理容師や美容師というのは数ヶ月に1回ほど会う“他人”で、家族でも友達でもないのに、なぜか話しやすい存在ですよね。それはきっと、理美容師の方々が「聞き上手」だから。私もそんな立ち位置を自然と意識するようになり、小さい頃から話すより聞く側に回ったり、みんなの意見を聞いて調整したりすることが多かったんです。
就活のタイミングで自己分析をした際、私の強みはなんだろうと考えた時に「相手に耳も心も傾け、調整する」という点が浮かびました。この強みを活かす仕事がしたい、そして「話してよかった、また会いたい」と思ってもらえる人に成長したいと思い、今は人事として応募者や社員の方々と向き合う仕事に日々励んでいます。
新卒で入社したのは、音楽配信事業を行っている会社。1年目から人事に配属となり、中途採用担当として日程調整やスカウト、入社後フォローまでの一連を経験しました。ビジネスマナーもままならない中で、各部門の要件を整理して採用業務を行うのは大変でした。しかし、1年目という肩書きを武器にたくさん質問して、周りの力をお借りしながら少しずつ成長していきました。また、現場をより深く理解するために、離れたそれぞれのオフィスへ赴いて隣で働かせてもらうこともありました。日々現場に触れることで、お互いの共通言語が増え、コミュニケーションが円滑になり、出された採用要件を整理する精度が随分とあがりました。人事の醍醐味を知り、とても充実した日々でしたね。
しかし、2年目の途中でグループ会社への出向が決まり、新規事業の営業企画へ異動することに。人事キャリアをさらに積みたいと考えていましたので、最初は戸惑いましたが、結果的に営業企画での経験はとても貴重なものになりました。会社の利益を作る現場の仕事を経験したことで、人事時代には見えていなかった「プロダクトやサービスを生み出す大変さ」を目の当たりにしたからです。同時に、現場社員の方々が働きやすい環境を作る人事の重要性を一層意識するようになりました。
人事の魅力にどっぷりはまりまして、できるだけ早く、そしてできるだけ幅広く、自分の裁量で業務を進められる力を付けたい想いが強くなりました。これは前職での営業企画時代に経験したことなのですが、ある方から退職の要因にもなるような大きな悩みを聞くことがありました。その悩みに応えられる存在になりたい、それを解決するには、人事としての経験の幅を広げる必要があると悟ったのです。であれば、若手でも裁量を持って働ける環境に身を移して、人事としての経験値や知識をもっと蓄えようと考えました。
そしてこの想いを最も叶えられそうだったのが、Jストリームでした。一定の事業規模ではあるものの、規模が大きすぎず、成長フェーズにあるため一人ひとりの裁量が大きめ。そして「優秀なエンジニアの採用」という高難易度のミッションに挑戦できる。「この環境なら鍛えられる」と確信し、入社を決意したのです。
選考を受けるまでは「アイドルのライブ配信を手がけている」といった情報が多く目に入っていたので、かなり華やかな会社なんだなと思っていました。しかし面接で話を聞いてみると、エンタメよりも医療分野での売上比率が大きいこと、一般の消費者の目には触れないようなところで活躍していることなどがわかりました。セキュリティを重視する企業にも選ばれており、将来性のある会社だなと感じました。この将来性についての魅力は、今後もっと発信していきたいと考えています。
技術について楽しそうに話すエンジニアは輝いている
入社後は、新卒採用・中途採用に加え、リファラル採用や障がい者採用など幅広く携わりました。現在は、新卒エンジニア採用を含む、2024年入社の新卒採用を一手に担っています。採用面談だけではなく、例えば、秋に開催された学生向けのエンジニアリングイベントでは、アーキテクトの大川やエンジニアと一緒に参加するような動きもしています。
――エンジニア採用を行う中で受けた刺激や学びなどがあれば、教えてください。
一番楽しみなのは、学生さんの得意分野のお話を聞くとき。面接で、ひと目で伝わるほど緊張していた学生さんが、技術の話になると嘘のように明るくなって楽しそうに話してくれることがあります。たとえば「授業で開発を学ぶだけでは飽き足らず、サークルも開発系のものに入っている」「趣味で自宅にサーバを立てている」なんて方や、「この最新技術って商業利用だとどう活用されるんですか?」という話で当社のエンジニアと盛り上がっている方…などなど。私は、技術を心の底から楽しんで話している姿を見ているだけで、とても刺激を受けます。輝いているんですよね。エンジニアを志す方の集中力、熱量ってすごいなと心から尊敬していますね。
まずは、「エンジニアファーストであること」に真摯に取り組む会社という点ですね。Jストリームは、エンジニア組織の中にHR(Human Resources・人的資源」に関するミッションを持つ社員がいる、少し珍しい会社。人事だけが採用や人事制度のことを考えるのではなく、人事とエンジニアが一緒に課題を共有し、考え、現場に即した施策や採用活動を進めています。
たとえば、「Tech人事制度」。これは、個人の技術力を人事評価の主な対象とするもので、将来的にラインマネージャーなどを目指す全社人事制度とは全く異なります。エンジニアもマネージャーを目指さないと昇給・昇格ができないという会社もありますよね。しかし、エンジニアの方々には生涯現場で挑戦を続けたい方も多くいます。そこで、エンジニアの多様なキャリアを実現するために、2021年より「Tech人事制度」を開始しました(図1)。ここでは、年齢、社歴は一切関係ありません。高い技術力があれば、若手社員が幹部レベルまで昇進することも可能です。そして、この制度は、2024卒の新卒エンジニアへも適用を拡大させました。
「Tech人事制度」の導入に際しては、正直、各所から摩擦が起こる可能性も危惧していました。なぜなら、この制度では、新卒社員が先輩社員の年収を超える可能性もあるからです。しかし、会社の判断は早かったです。こんな思い切った挑戦でもスピーディーに実現できたのは、事業戦略上、エンジニア組織の強化を最重要事項の一つと考えているからです。人事としてやらなければならないことはまだまだありますが、エンジニアが活躍しやすい環境を作ることを一つずつ確実に取組んでいきたいと思います。
また、エンジニア同士に強い絆があるのもJストリームの特長かもしれません。日々の仕事の話や、最新技術の話など、技術者同士のコミュニケーションがとても活発。強い繋がりがあるからこそ、「次はこんな技術を使ったサービスを試してみたい」なんて議論もよく交わされるのだと思います。こちらが羨ましくなってしまうほど、エンジニアの団結力が強い会社ですね。
その雰囲気に触発されて、非エンジニアの私ではありますが、ITの専門用語や自社サービスの概要など、エンジニアの方々との“共通の言語”の習得に日々励んでいます。現場をより深く理解し、現場に即した採用活動を進めていきたいですから。
絆を大切にして、組織力を高める
それは断固として否定できますね。当社のもう一つの魅力として挙げたいのが「エンジニアの人柄」。本当に優しい方ばかりなんです。これについては、ひとつエピソードを紹介させてください。
私が入社したての頃のことです。当時の私は、「どうしたら、エンジニアの皆さんと仲良くなれるのかな」と課題に感じていました。ある日、同席した面談で、「休日にエンジニア同士でオンライン通信でゲームを楽しんでいる」という学生と談笑するエンジニアの発言を耳にしました。それを聞いて、急いでそのゲームを買いに行きましたね。「私も買ったので一緒にやらせてください!」とお願いしたら、「え、、そんな、、、いいんですか」と返答され、最初は断られているのかと不安になりました(笑)。後日、無事誘ってもらうことができました。
しかし喜ぶのもつかの間、ゲームが始まると焦りました。初心者の私に対してエンジニアの皆さんは、強い人揃い。役割や作戦をてきぱきと決め進行する中で、私はほとんど役に立てませんでした。にもかかわらず、いよいよクライマックスというシーンで「モンスター倒れたよ! 最後は、N.M.さんキメてください!」と、私に一番オイシイところを任せてもらいまして。ゲームプレイでのワンシーンのことですが、誰のことも置いてけぼりにしない風土なんだな…としみじみ感じましたね。
この温かな風土は、先輩から後輩へ脈々と受け継がれてきたもの。新人エンジニアの育成においても、「自分も1年目の時に先輩に良くしてもらったから、次は自分の番だ」と、後輩の面倒を見ることが根付いているんです。入社後の研修は、若手の先輩が中心となって講師を行います。また、メンター制度も取り入れているのですが、先輩から資格勉強の書籍を譲り受けたり、趣味の開発に誘われて休みの日も一緒に作業していたりと、ビジネスという関係だけでなく、共通の趣味を持つ友達みたいな関係を築くこともしばしば。
縦の繋がりだけでなく同期同士の繋がりも強いので、新卒社員の定着率は高いですね。
ちなみに、ゲーム仲間のエンジニアの皆さんとは、以降、すっかり打ち解けることができて、今でも交流が続いているんですよ。
面接で“正解の答え”を探さず、お互いを知ろうとする
多くの学生さんが苦手意識を持っていることと言えば、やはり面接ですよね。「質問にどう答えていいか分からず沈黙が続く…」「話が苦手だからとにかく緊張する…」なんて経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
面接が苦手な学生さんにお伝えしたいのは、質問に対する“正解の答え”を探ろうとしなくていいということ。話す内容に困ってしまうのは、「どう返すのが正しいのか?」と考えすぎているからだと思います。ですが面接官は、あなたを見極めたいという気持ちよりも、あなたのことを知って仲良くなりたいという気持ちの方が強いんです。だからいつもの会話と同じように、質問に対して率直にどう思ったかを話してみてほしいです。
またJストリームでは、面接前のカジュアル面談で「面接ではこういうことを話してみたら良いんじゃない?」とアドバイスしたり、面接中に「この前の面談で言っていた、この話をしてみてよ!」と助け舟を出したりすることもあります。できるだけ学生さん側に寄り添いたいと考えているので、そこは安心して欲しいですね。
それに面接官も人ですから、会話が盛り上がるだけでも「この人と働いてみたいな」と思うもの。以前、1時間の面接のうち30分がゲームの話題だった学生さんもいました(笑)。その方は、無事入社され、現在も活躍されています。それくらい肩の力を抜いて大丈夫なんだよ、と伝えたいですね。
教訓としては、視野は狭めすぎない方が良いということですね。就活をスタートした頃の私は「興味のある業界や会社しか見たくない」と、エンターテインメント系の企画に携われる企業などかなり職種や業界を絞り探していました。その結果、なかなか面接に受からず、周りの学生に内定が出始める頃に進路を考え直すことに。視野を広げていたらもっと早くに就活を終えられていたかもな……と思いましたね。だから、食わず嫌いにならず、まずは説明会に出てみるなど、より多くの接点を持ってみるのがオススメ。「自分はこれかも」と思う業界・職種に出会える日が必ず来ますから。
先ほどの面接の話にも通じるのですが、面接は企業側だけでなく、学生の皆さんも「その企業で楽しく働けそうか?」とジャッジする立場にあるんだよということをお伝えしておきたいです。だからこそ面接を見極められる場と捉えすぎず、ざっくばらんに話しながら入社後のイメージを膨らまして欲しいと思います。Jストリームでは、「こんなエンジニアと話したい」という希望を伝えてもらえば個別面談も設定します。学生さん一人ひとりの就活を企業全体でサポートする会社なので、気になることがあれば、ぜひお気軽に下記に記載の公式LINEやメール等へご連絡ください!
以下では、ITエンジニア採用に関して、よくいただくご質問をまとめています。
Jストリームでのエンジニアリングキャリアに少しでもご関心をお持ちいただけましたら、ぜひご覧ください。
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【関連情報】
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・Jストリーム採用サイト(Development): https://recruit.stream.co.jp/development/
・「Tech人事制度」概要ページ : https://recruit.stream.co.jp/culture/tech/
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