Culture

お互いを高めあうエンジニア組織の文化の話

「課題発見力」勉強会を開催しました!

「課題発見力」勉強会を開催しました!

こんにちは、Jストリーム・プラットフォーム本部・教育PRJです。今回は、 3月に開催した「課題発見力」に関する交流勉強会の様子をご紹介します。当日は、的確に課題を見極め、仕事の質をあげるスキルとして、様々な分析手法や視点の置き方により、現状を俯瞰する方法を学びました。

 

※勉強会は定員とグループワークの関係で、役職等で2回にわけています。本記事では、概要ご紹介のため、2回の様子を一つの記事にまとめています。

社会人基礎力である課題発見力。でも意外と勘違いも多いようです

Jストリームでは、全社研修とは別に本部独自の教育PRJがあり、各現場に即した自己研鑽と学びの場が設けられています。エンジニアの多くが所属するプラットフォーム本部では、IT技術やエンジニアリング、サービス開発領域などと親和性の高いビジネススキルも積極的に学びのテーマに取り入れています。

今回のテーマである「課題発見力」は、経済産業省が提唱する社会人基礎力のひとつ。一見問題がないとされる現状に対して、分析を通じて新たな課題を自ら発見する力とされています。変化が激しく予測困難な時代だからこそ、個人と組織が変化に適応するプロセスと考え方について学ぶことにしました。

今回の講師には、人材育成・開発サービスを手掛けるエナジースイッチ社トレーナーで、株式会社イントゥイション代表取締役の前浩介氏をお招きしました。勉強会冒頭では、前氏より課題発見に関するよくある勘違いとして、以下2つが挙げられました。

【課題発見に関するよくある勘違い】

 

●課題と思ったことが実は課題でない

 →課題設定とは根拠をもって解決すべきと判断された問題。しかし、人間はどうしてもやりたいことを、やりやすいことをやりがち。

 

●ビジネスの最終ゴールは、発見した課題を解決すること

 →とかく課題を発見しただけで終わりやすい。今回のテーマは課題発見だが、その先の課題解決がゴールと意識して臨むことが大切。

 

講義では、主観のみに頼らない課題発見と解決のプロセスについて、具体的事例を交え解説いただきました。

分析+交流で異なる視点を取り入れ、視座を高める

勉強会では、インプットした知識をベースにしたグループワークがあります。グループワークには、学んだことを実際に自分ごと化してみる実践的意味合いと、交流の意味合いの2つがあります。今回のグループワークでは、若手向けの回は、「お客様=エンドユーザー」と狭義にとらえずに、多角的に考えていきました。またリーダー層向けには、PEST分析、3C分析などを中心に、世の中の枠組みから自社の事業について議論しました。

グループワークでは、講師からのお題について話しているうちに、お互いの仕事内容や問題意識についても情報交換が行われます。参加者からは「まったく違う部署の方も似たような課題感を持っているんだなと感じた」というコメントもあり、他の人の仕事を知ることで個人の問題意識を組織として再発見する機会にもなったようです。

今回の勉強会は、2時間半という非常に短い時間でした。そのため、前氏より講義いただく内容もかなり絞られたものとなり、グループワークもごく限られた時間となりました。それでも、「普段考えていない視点が入ってくることで、視座の高まりを感じた」と手応えを感じた参加者は多かったようです。

グループワーク写真
グループワークの様子。笑顔も交えて意見交換が行われました

2時間半の“駆け足勉強会”でしたが、さてお役立ち度はいかに

途中に5分だけ休憩をはさみ、駆け足で進めた勉強会は、あっという間に終了時間となりました。最後は参加者全員で記念撮影を行いました。

勉強会記念キャプチャ1
勉強会記念キャプチャ2

Jストリームでは、8割近くの社員が週3日以上のテレワークを行っています。また、インフラエンジニアやライブエンジニアなど現場での対応が必要な社員も多数所属しています。コミュニケーションが減りやすい状況だからこそ、交流勉強会では、学びを通じた交流を大切にしています。その結果、知識と本部内の共通言語が増え、日々の業務成果に貢献できればなと考えています。

ちなみに、今回の勉強会のお役立ち度を聞いたところ、5点満点中4.1点という結果でした。以下、事後アンケートに寄せられた当日の感想の一部をご紹介します。

【当日の感想を事後アンケートより一部ご紹介】

・「雑談レベルでも複数人で集まると何か建設的なネタにたどり着くような可能性を感じた」

・「色々な部署の方と企業の課題について話す機会はほとんどないため、新鮮でした」

・「自分のキャッチアップできていない知識に触れられた」

・「言われたからこの機能を作るのではなく、自らなぜを聞き取りにいくことで、より需要のある商品を作ることができる」

・「上司や、スケジュールを意識しすぎていた。今後はサービスを利用する人にとって何が理想なのかをもっと意識し、開発しようと思いました」

・「『お客様』の『お客様』まで意識して新しい課題発見を考え、『配信者』のユーザビリティを高めていきたい」

その他にも、「時間が短い」「事前課題として●●をしたらどうか」「複数日かけてやるとよいかも」といった運営上のヒントも寄せられました。「部署を跨いだ会話の中から、プロジェクトがスタートするなど期待しています」というコメントもあり、次回の企画にも気合が入ります。

 

教育・自己研鑽の様子については、またVoiceでご紹介したいと思います。ぜひその際はご覧ください!