自社プロダクトの開発を担うプラットフォーム本部では、本部配属となる新卒エンジニアを対象とした技術研修を毎年6月の配属後に実施しています。
(取材・文/Voice編集長・久保田 直美)
新卒エンジニア技術研修とは
本研修の目的は、
・配属先で必要となる専門的な技術を習得すること
・自社プロダクトを支える技術基盤を幅広く理解すること
を通じて、本部全体の視点を持ったエンジニアとして成長するきっかけをつくることです。
2026年度は
・技術開発部配属(バックエンド):青木 直人
・ライブプロデュース部配属(ライブエンジニア):K.M.
・プロダクト企画部配属(SREエンジニア):齊藤 優月
の3名を対象に、ネットワーク、動画配信技術、障害対策、CDN、クラウド、コンテナ、開発プロセスなどの講義やハンズオンを実施しました。

新卒エンジニア技術研修では、講義だけでなく、
・ハンズオン演習
・朝夕の理解度ミニテスト
・新人全員による技術LT
など、受講者のアウトプットも重視した構成にしています。
理解度向上と不安解消、研修で得た確かな手応え
理解度ミニテストは、各日の研修開始前後に実施しています。受講前ミニテストは、単に知識量を測ることが目的ではなく、その日の講義でどのようなポイントを学ぶのかを意識してもらう意味合いがあります。
とはいえ、受講前後での結果の変化は、研修内容の適切さや理解同向上を確認するための参考指標として活用しています。実際に、受講前は30〜40%台だった正答率が、受講後には70%台まで向上しました。
扱うテーマの中には、配属先以外の専門領域や実践的な内容も含まれているため、研修前には、
「技術面でついていけるかどうか不安でした」
という声もありました。
しかし、研修終了後には、
「75%くらい解消した」「100%解消した」と回答しており、それぞれが手応えを感じながら研修を終えたようです。
技術領域ごとに本研修を振返ってみると、
ネットワーク・インフラ領域については、
「ラックにあるサーバーに電源やLANを挿すところや、VLANの設定などは大学でやっていない部分のためかなり参考になった」
動画技術領域では、
「実際にOBSやffmpegを触り、動画のデータが実際に流れている様子を感じることができました」
開発領域では、
「APIが組み合わさって動画配信、ライブ配信のシステムが構成されている様子を感じて理解することができました。Jストリームの共通技術基盤であるJ-Stream Cloudのデバッグのやり方や、叩くうえで詰まりやすい部分も触って理解することができた」
といったコメントが並び、
「研修全体を通じて、自分が担う仕事の本質が理解できました」
という声が寄せられました。
さらに、受講者による来年度新人へのおすすめ度は全員が5点満点中5点という結果になりました。理由としては、講師となる先輩とコミュニケーションをとりながら、楽しみながら技術を深く学ぶことができる点を挙げていました。

新人全員で挑む技術LT発表
発表では、多彩なテーマが並びました。ここからは、各LTの概要と発表後のコメントを紹介したいと思います。
新人LT(1):健康データを分析し、自分に合った習慣を探る(青木 直人)
青木さんのLTテーマは、個人の関心領域から健康をテーマにしたアプリ利用とデータ分析でした。2年にわたる自身の食事ログをもとに、PythonやSeleniumを用いてデータを収集・加工し、食事傾向や行動と食事との関係性を分析。健康維持のための方針を導き出すという内容です。
「みんなが興味を引きつける内容とともに、自分が伝えたい内容を伝えられました」
という終了後のコメントからも、自身の関心ごとを技術の力で深堀りし、その成果を発信する楽しさが伝わってきました。身近なテーマを技術的な視点で探究する姿勢からは、ユーザー目線で技術活用を考える大切さを感じるLTでした。

新人LT(2):学生時代に取り組んだライブ配信システムとアプリ開発研究(K.M.)
発表後のコメントでは、

新人LT(3):WebAssemblyが切り拓く次世代の実行環境(齋藤 優月)

以上、前編では新卒エンジニア技術研修の概要と成果、そして新人LTの様子をご紹介しました。技術の習得に加え、ともに働く仲間とのつながりを築く機会にもなった本研修でした。
後編では、受講者インタビューのご紹介です。研修を通じて感じた技術知識習得への手ごたえや、Jストリームという組織への理解について語ってもらいました。引き続きご覧ください。
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