CDNにおけるキャッシュコントロールとは、主にCDNサービスプロバイダーがコンテンツのキャッシュ動作を管理するための仕組みや機能を指す。大きく「キャッシュ型」と「ミラー型」の2種類があり、各特長により事業者の選択はわかれている。
・キャッシュ型:コンテンツへの初回アクセス時にオリジンサーバからキャッシュサーバにコンテンツをキャッシュし、2回目以降は複数の地理的に分散されたキャッシュサーバからコンテンツを配信する方式。この方式は、リクエストへの応答時間を早め、トラフィックを分散してオリジンサーバへの負荷を軽減するため、多くのCDN事業者で採用されている。
・ミラー型:配信コンテンツをキャッシュサーバーにミラーリングし、複数のサーバーに同じコンテンツを配置して配信する方式。この方式は、事前に配信するファイルが予めミラーリングすることで、オリジンサーバへの負荷を減らし、コンテンツの可用性を向上させることができます。事前に配信するファイルとエンドユーザーが把握可能なOTT事業者などで利用されることが多い。